2017年8月27日に書いた日記の転記です。
先日、映画「ボブという名の猫2」を観に行き、この日記のことを思い出しました。
振りかえってみましたが、気持ちは当時とあまり変わりないようです。
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【2017年8月27日】
今日は映画「ボブという名の猫」を見に行きました。映画館、満員でした。
感動しすぎて嗚咽しました。
孤独の青年に寄り添うボブがかわいかったです。別の家庭を持つ父親への思慕や、抜け出せないドラッグ中毒の姿を、とても丁寧に描いてました。
数年前から知っていたお話でしたが、動くボブが見れる!と思うとうれしくて、上映を指折り数えて待っていました。
感化されすぎて、ボブマフラーも編みましたが、周りには「毒ヘビに似てる」と不評でした。。
猫と編み物。
このふたつ、自分にとってのコミュニケーションのきっかけになったのだなとふと思い出しました。
猫は、もちろん飼い猫のまさおです。
以前の会社でも今の会社でも、大学でも。。まあどこでも、まさおの話をします。
いろんな方にまさおを可愛がっていただき、交友関係も広がりました。
ボブの飼い主ジェームズは、ボブを通じて人々と触れ合い、人生の再出発を遂げました。
で、編み物と何のつながりが??ということですが。。
子供時代の私にとっての編み物=自分に自信を持たせ、他人とコミュニケーション取るきっかけでした。
編み物を始めたきっかけは、10歳の頃。
着物職人をしていた母方の祖母が背中を向けてひたすらレース編みをしている姿を見て、私も編み物始めたら話ができるかな?と思ったことでした。
(祖母はだいぶ寡黙だったので、結果はウググで、ノーコミュニケーションでした)
(↑祖母の遺品です)
その後、ボロボロのアクリル糸を叔母から貰い、必死に練習しました。学校が終わって帰宅するとすぐ練習していたな。
小学生の頃、クラスの男子にいじめにあったことがあり(今だったら、やり返せる元気があると思うんだけど)、私は内気な子供でした。
内気時代に編み物をガシガシやっていたので、自分で言うのもなんですが、かなり上手になりました。自分のセーターとか普通に編んでた。。
小学5年生くらいになると、学校で家庭科の授業が始まりました。
同級生の女の子たちが、好きな男の子にプレゼントあげたいと物心つき出す頃でした。
内気に編み物をしてた私に、女の子の同級生たちが、「まいちゃん 編み物教えて!!」とオファーをしてきました。バレンタインの頃とか、自宅に招いて編み物を教えていました。
編み物で女の子の友人が出来始めました。
弾みで、地域のドッチボールチームにも入り、友達と遊ぶことを楽しむようになりました。
孤独の編み物が、社交性につながるなんて、わからないものです。
若かりし頃、色気づいて彼氏にセーター編んだりしたこともあります。
お別れした時にそのセーターを捨てるべきか持っておくべきか悩むとその男性に言われたことがきっかけで、手作り品を渡すことの重さについて考えるようになったので、今はもう大物は編まず、自分の身の回り品しか編みません。
(この歳になると、そんなおセンチメートルミリメートルなことももはや人ごとのように懐かしい。。)
そういえば、昨年病気で亡くなった元同僚まさちゃんにも、退職する時にスヌード作って渡したな。。
いつか編み物に関する写真を撮りたいなと思っています。自分に関してなのか、他の人に関してなのか、マテリアル的になのかは定まりませんが。。
編み物は、糸のループを横動きしながらも縦に送って形を成します。
ソーイングと違って、間違っても、糸を解けばまたやり直せる。
挽回しなきゃいけないけど、必ずやり直せる。
猫のボブがマフラーをしていたのは、神様のシグナルだったのかななんて、ちょっと深読み。
いい映画だったな、ボブ。
ではでは。
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編み物は私にとって一番長続きした趣味です。
母方の祖母の影響で、子供の頃から「おばあちゃんになったら編み物の先生になりたい」と思っていました。
今は先生になりたいという気持ちはやや収まりましたが、今度の編み物写真の作品を制作したことで、編み物の勉強を深化させたいと思うようになりました。
編み物に関しての写真を撮りたい。ゲージの作品を纏めたい。
上記の2017年8月27日の日記を書いた頃からずっと思っていました。
コロナ禍第一波で外出自粛を余儀なくされ、人を会う時間を取ることも憚れる世の中になりました(最近はだいぶ緩和モードの世の中になりましたが)。
第一波の自粛中に思いました。他人を知る前に、まず自分を知ろうと。
そんなこんなで、今度の個展の作品制作をすることになりました。
段々個展の会期が近づいてきました。どんな発見があるのか、出会いが楽しみです。
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